本 棚

 

2016.10.31

吹きとばされた大木

とおい むかしの おはなしです。
インドにある 森の多い王国で
新しい 王様が たんじょうしました。
王様は おいわいに おふれを出しました。
「わが国の者は だれでも
好きなばしょに うつり住んでよい」
森の木に 住んでいた 木の精たちは
それを聞いて よろこび さっそく 
つぎに住むところを 話しあいました。
「丘の上の 大木に住みたいなあ」
「町の近くの 大木もいいよ。
人が多いから にぎやかだぞ」
 

 

2016.10.31

あきらめない心

むかし インドで 商人の一行が
ふるさとを目ざして さばくの中を
旅していました。
お日さまが 出ているあいだは
テントをはって休み 夜になると 
星を目じるしにして すすみました。
 
さばくに入って 数日がすぎたころ
出口が 近づいてきました。
「よし あちらの方向だな」
隊員たちは 星をかくにんし
荷車がすすむ 方向をきめました。
 
 
 
 

 

2016.10.31

宝石バラモンと盗ぞく

むかしインドに 呪文を使って 星空から
宝石をふらせるバラモンがいました。
ある夜のこと バラモンは
弟子と二人で となりの国へと
森の中を 急いでいました。
ところが 五百人の盗ぞくたちに
おそわれ つかまってしまったのです。
 
盗ぞくたちは バラモンだけを
なわでしばり 弟子にこう言いました。
「バラモンの命が おしかったら
宝物をもってこい!」
 

 

2016.10.31

王様の象

むかしインドのある国で 王様が
象を かっていました。
象は 心が優しく 王様に とても
かわいがられていました。
 
あるばん盗ぞくたちが象の小屋に集まって盗みの自まん話を始めました。
「今日も たくさん 宝ものを盗んだぞ!」
「ジャマしたやつらを いためつけて やったぞ!」
「もっともっと 宝ものを 盗もう。
 ジャマするやつは いためつけてしまえてしまえ」
 

 

2016.10.31

犬王のちえ

遠いむかしの お話です。
雨あがりの朝 お城のなかで
たいへんなさわぎが おきていました。
王さまの お気に入りの
馬車についている かわひもが
食いちぎられて なくなっていたのです。
犬の足あとを見つけた 家来たちは
「これはきっと
 はらをすかせた のら犬たちの
 しわざに ちがいありません」
と 王さまに ほうこくしました。
それを聞いた王さまは
 

 

2016.10.31

鹿の王 ニグローダ

ある国に 鹿の肉が大好物で
鹿狩りに 夢中になっている王さまが
いました。
「王さまのために もっと鹿の肉を!」
家来たちは ワナをしかけて
千頭の鹿たちを 広い庭に閉じ込めました。
これで王さまは かんたんに狩りができ思うぞんぶん 鹿の肉を
食べることができます。
 
ある日 王さまは むれの中に
ニグローダという 黄金色の鹿を
 

 

2016.10.31

ウズラの和

ある森に 何千羽ものウズラたちが
身をよせ合って くらしていました。
そこへ 近くの村から一人の男が やってきました。
男は えさをまいて たくさんの
ウズラたちを おびきよせるとあみを使って つかまえていきました。
 
残された ウズラたちは
「つぎに あの男がきたら わたしたちもつかまってしまうかもしれない」
と おびえるように なりました。
 


 

2016.09.20

黒牛とおばあさん

これは むかしのインドの物語です。
 
ある村に おばあさんと 
一頭の子牛がすんでいました。 
おばあさんは けっして 
ゆうふくではありませんでしたが
子牛に クロという名前をつけて 
まるで 自分の子どものように 
大切に育てました。
 
クロは おばあさんの思いやりの心を 
うけて りっぱな黒牛に成長しました。
 

 

2016.09.20

砂漠にすむ鬼

遠いむかしのお話です。 
インドに大きな砂ばくがありました。 
カンカン照りのお日さまが 
出ているときは 
あつくて とても歩けません。 
砂ばくを行く人は 
昼は テントの日かげで休み 
夜の間だけ 進むのです。 
砂ばくには ずるがしこい鬼たちが 
住んでいました。 
通る人をだましては 水を捨てさせ 
砂ばくで弱らせてから おそうのです。